
個人ユーザーだけでなく、今やビジネスにおいてもインスタグラムマーケティングが集客ツールになり、直接的な売上につながっています。
しかし、インスタグラムマーケティングと相性が悪い業界があるのも事実です。
一般的に相性が良いとされているファッション、コスメ、飲食業界などに比べ、インスタグラムでのマーケティング効果が薄いと感じてしまうこともあるでしょう。
相性が悪い業界の企業は、どのようにしてインスタグラムマーケティングを行っているのでしょうか?

インスタグラムマーケティングと相性の悪い業界は?
写真や動画で商品やサービスを伝えづらいもの。・金融商品
・IT
・コンサル
・Web媒体など。
ターゲットが一般ユーザーでないもの。
・BtoB向けの商品
イメージがあまり良くないもの。
・パチンコ
・競馬など。
これらは、無形であり写真映えしないことと、季節感やトレンドを感じることがありません。
また、インスタグラムのショッピング機能を使えないので、直接的な売上につながりません。

インスタグラムを上手に活用している事例
金融業界編「福井銀行」
「ふくジェンヌのいこっさ!福井」
https://www.instagram.com/fukusienne/?hl=ja

大手都市銀行の中で、公式インスタグラムアカウントを開設しているのは、「三井住友銀行」のみです。
しかし、地方銀行の「福井銀行」は6000人を超えるフォロワー数を集めています。
これは、インターネット銀行の「ソニー銀行」の公式インスタグラムフォロワー数が約1100人であることから考えても、高い支持を得ています。
福井銀行の公式インスタグラム「ふくジェンヌのいこっさ!福井」は、主に福井県のグルメ、観光スポットなどが投稿されています。
銀行が観光情報をインスタグラムに投稿するか事に疑問を抱きがちですが、実は観光資源は、地方にとって大きな財産であり、地域経済活性化の大きな柱となるのです。
写真の投稿は、銀行のインスタグラムとは思えないほど、おしゃれでかわいく、まさに「インスタ映え」する写真ばかりです。

Webメディア編
「Sucle(シュクレ)」
Sucle(シュクレ)インスタグラム
https://www.instagram.com/sucle_/?hl=ja


インスタグラムは運用開始から1年半でフォロワー数14万人を突破しました。
Sucleを運営する株式会社FinTはWebメディアとしての枠を超え、インスタグラムストーリーズ機能により、フォロワーと直にコミュニケーションを取り、「こんなものがほしかった」の希望を叶える巾着ポーチを販売しました。
これらのマーケティング活動は、ユーザーとインスタグラムマーケティングとの、エンゲージメント率の高さにあります。
一方的な情報配信だけではなく、ユーザーとのつながりを持ったコミュニティ形成にまで踏み込んだ点が勝算だったと言えます。
また株式会社FinTは、このメディア運営で得た知識を元に活用し、インスタグラムマーケティングをサポートする事業も展開しています。

しかし、写真の撮り方や加工技術など写真のテイストを変えて、イベントや季節感を取り入れたコンテンツを投稿してみましょう。
(画像はPixabayより)