インスタグラムインサイトで可視化しよう
利用者が増加しているインスタグラムを、ビジネスに活用する企業が増えてきました。インスタグラムをビジネス利用するには、どのような施策にどのような効果があるのかを、分析したいですね。
そんなときは、インスタグラムの公式ツール「インサイト」を見れば、一目瞭然です。自社アカウントの投稿についての反応やフォロワーの属性などを、可視化することができるのです。
インサイト は、大変有効な無料の分析ツールですので、まだ使われていない場合には、一度使ってみることをおすすめします。
しかし、インスタグラムから提供されたデータは、パソコンに保存することはできません。スマートフォンでのみ閲覧できるシステムになっています。
インサイトを使うための準備
インスタグラムのインサイトを使うための条件は、アカウントが企業向けの「ビジネスアカウントであること」です。さらに、ビジネスアカウントに切り替える前の投稿は、ビジネスアカウントで分析することができません。そのため、自社のアカウントをすぐにでも、ビジネスアカウントに変更する必要があります。
ビジネスアカウントの開設には、通常のインスタグラムアカウントとフェイスブックアカウント、フェイスブックページの3つが必要です。
このフェイスブックアカウントは、今後も広告などでインスタグラムと連動して、使用する可能性があります。ビジネス用に、長期で使えるフェイスブックアカウントを用意しましょう。
ビジネスアカウントへの切り替えには、インスタグラムのプロフィール画面から、歯車アイコンの「設定」に移動します。
「ビジネスプロフィールに切り替える」をタップして、関連づけるフェイスブックアカウントを選択、メールアドレスなどを記入すると設定完了です。
インスタグラムインサイトを見る方法
インスタグラムインサイトのデータを見る方法は、主に3つあります。「プロフィールから見る」、「投稿から見る」、「 ストーリーズから見る」です。それぞれデータの種類が異なります。プロフィールから見るインサイトデータは、アカウント全体が把握できるデータです。フォロワー数、投稿数の累計数字と週次(7日間分)のプロフィールビュー、インプレッション数、リーチ数などを確認できます。
フォロワーの項目では、フォロワーの男女比、年齢、地域、利用時間、利用した曜日について、グラフや数字で確認できます。
投稿とストーリーズのデータについても、プロフィールからも見ることができますが、詳細データを見るには投稿とストーリーズ経由で、見る必要があります。
インスタグラムインサイトにはどんな機能がある?
インサイトでは人気投稿の詳細を、調べることもできます。検索期間を指定して、投稿のエンゲージメント数やリーチ数などで並び替えができます。各投稿の下にある「インサイトを見る」をクリックすると、要約ページが表示されます。
「いいね!」、「コメント」、「保存済み」、「リーチ」、「プロフィールへのアクセス」などです。さらにページを上にスワイプすると、投稿の詳細データを見ることができます。
ストーリーズからインサイトのデータを見るには、確認したいストーリーズを上にスワイプします。
すると、個別のインサイトデータが表示されます。ストーリーズの閲覧者、 インプレッション数、返信の回数、再生途中での離脱数などを、知ることができます。
可視化後の活用法とは?
インスタグラムのインサイトで、可視化できる内容を大きく分けると、「アカウント全体」、「投稿写真」、「フォロワー」、「ストーリーズ」です。これらを可視化して分析すると、インスタグラムを企業活動で、より有効に活用できるようになるのです。例えば、ユーザーからの反応が悪い場合には、原因を明確にして改善することが可能になります。
また、広告を検討する際にも、広告の費用対効果を、検討するデータとして役立ちます。インスタグラムのインサイトを使えば、事前に広告の効果を予測できるため、大変便利なツールです。
(画像は写真ACより)