インスタグラム広告の費用はどのくらいかかるのか?
インスタグラムは、国内の月間アクティブユーザーが、2900万人(2019年2月時点)にも達しています。Facebookのユーザー数を超えたことも話題になっています。インスタグラムは、写真が中心のSNSであるため、広告との親和性もあります。企業の公式アカウントも増加しており、広告を検討したい、と考えている企業も少なくないのではないでしょうか。
インスタグラムはいくらくらいの予算で広告が出せるのかは、意外と知られていません。しかし今ならば(2019年2月時点)、インスタグラム広告は、比較的少ない予算でも出すことができ、費用対効果も良いです。
実際に、インスタグラムに広告を出すには、費用はいくら必要なのか、どんな広告にすべきなのかを、ご紹介いたします。
インスタグラム広告の仕組みと広告費の相場
インスタグラムの広告には、4種類の課金方法があります。CPM(Cost per Mille)、CPC(Cost Per Click)、CPI(Cost Per Install)、CPV(Cost Per View)です。それぞれ、課金の仕組みと費用が異なります。CPM(Cost per Mille)は、1,000回のインプレッション単価という意味です。その名前のとおりに、広告が1,000回ユーザーのフィードに表示されるタイミングで、課金されるシステムです。相場は、0.5~1円くらいです。
CPC(Cost Per Click)は、リンクをクリックした単価という意味です。広告のリンクが1回クリックされるごとに課金されすシステムで、単価×回数が広告費になります。単価の相場は、40円~100円くらいです。
CPI(Cost Per Install)は、インストールの単価という意味です。アプリのダウンロードを目的とした広告で、使われています。広告のリンクから、アプリがダウンロードされると課金が発生し、相場金額は100円~150円ほどです。
CPV(Cost Per View)は、動画再生の単価という意味合いです。動画広告で使われる課金システムで、10秒以上の動画再生、ほとんど再生された場合に、課金されます。単価相場は、4円~7円です。
広告の課金形態別のメリット、デメリットとは?
4種類のインスタグラムの広告課金形態には、それぞれメリットとデメリットがあります。CPMの場合は、表示されるだけで効果がある広告にはメリットが大きいですが、成約目的の場合にはデメリットも大きいです。例えば、ブランド認知を向上させる目的や、企業告知が目的の場合に適しています。
CPMは、商品販売目的やチケットなどの予約をしてもらう場合に、適しています。購入する気も興味も無い人ばかりに広告が表示されても、課金が発生しないため無駄な広告費の支払いが発生しません。
広告をクリックした人を、購入サイトや予約サイトに導くことができるため、効果的な広告形態です。デメリットとしては、広告単価が高いために、クリックしても購入に至らない人が多いと、費用対効果が悪くなります。
CPIは、アプリをダウンロードすると、初めて課金が発生するため、最も広告効果が明確です。CPMと同様に、興味が無い人に表示された場合に、広告費が発生しないのもメリットです。
CPVは、動画が再生された時間を考慮して課金されるため、興味があり動画を見た人に課金されます。ある程度、効果が明確な課金システムです。
インスタグラム広告の費用対効果
インスタグラムの広告の費用対効果は、現時点では大変良いです。インスタグラム広告の画像サイズも、以前と比べると種類が増えて充実してきています。インスタグラム自体が、比較的新しい媒体のため、他の媒体と比較すると広告単価がお値打ちです。しかし、ターゲットの絞りやすさなどを考えると、魅力的な広告対象です。
(画像は写真ACより)