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ダイナミック広告の作り方と活用事例を紹介

2019.05.14

コラム

ダイナミック広告の作り方と活用事例を紹介

ダイナミック広告を選ぶメリットとは?
インスタグラムや Facebook のダイナミック広告は、見る人の好みや行動に合わせて、自動的に選んだ商品をおすすめする広告です。

商品のセレクトは、ユーザーが以前に閲覧したページや商品に合わせて、関連の高い商品が自動的にセレクトされます。

ダイナミック広告がリリースされる前には、性別や年齢に合わせた広告を表示されることはできましたが、個人の関心や嗜好まで配慮することはできませんでした。

しかしダイナミック広告では、見る人に合わせたおすすめ商品を、広告として表示できるようになえりました。ファッション業界などの商品アイテムが多い業界にメリットがあり、特に向いている広告形態です。

ダイナミック広告の作り方
ダイナミック広告は、カルーセル形式、シングル画像形式、コレクション広告形式で作ることができます。

ダイナミック広告の作り方は、広告そのものを作るのではなく、広告の枠組みと宣伝素材を個別に用意するという仕組みです。Facebook と連動して作成して、Facebook とインスタグラムの両方へ配信することができます。

広告の作成を開始する前に、Facebook の広告マネージャーを開いて、キャンペーンを作成します。

マーケティングの目的を「カタログ販売」にしてから、カタログを選んで下さい。広告に出したい製品セットを選んで、ターゲット層などの条件を決めると、広告に出す素材の用意が完了します。

その後、広告のテンプレートを作成するために、広告の種類を選びます。広告のテンプレートには、カルーセル広告、シングル画像広告、コレクション広告のグリッドレイアウトとライフスタイルレイアウトがあります。

広告費用や写真サイズなどを考慮しながら、広告の種類を選びます。後は、オプションやリンク設定、広告テキストの入力、説明文の作成などの詳細を決めます。
他の広告とダイナミック広告は何が違うか?
他の広告とダイナミック広告の一番の違いは、ターゲットへのフィット感です。広告で効果を上げるためには、ターゲットにフィットする広告を表示する必要があります。

インスタグラムの広告では、ダイナミック広告でなくとも、年齢や性別などでターゲットを絞った広告配信ができます。しかし、個人の好みや探している商品に合わせた広告が配信できるのは、ダイナミック広告だけです。

ダイナミック広告では、ユーザーが過去に閲覧した商品履歴をもとに、一人一人に合わせた広告を作成します。ユーザーが興味を持ち、購入を検討した商品を広告として配信することで、購入や成約にいたるコンバージョン率のアップが期待できるのです。

そのため、個人の好みが購入への決め手になるような商品や業種は、ダイナミック広告が効果的です。特に、ファッションや旅行、雑貨や家電など、商品数が多い分野が適しています。
ダイナミック広告の成功事例
旅行業界で、インスタグラムのダイナミック広告が成功した事例をご紹介します。

旅行やレジャーは、選択肢が多いです。海外旅行派もいれば、国内旅行派もいます。目的も、景勝地やグルメ旅など、多種多様です。

宿泊予約サイトが広告を配信する場合には、行きたい旅行先であり、好みに合う宿泊先であるほど、効果が期待できます。しかし、もうすでに行ってしまった旅行先には、しばらくは行かないという傾向もあります。

そこで、国内宿泊予約サイトを運営する旅行業者は、過去に自社の宿泊予約サイトの宿泊施設を閲覧したことがあるユーザーを対象に、インスタグラムのダイナミック広告を配信しました。

予約まではしなかったユーザーと、予約を検討したけれど最終的に予約をしなかったというユーザーが対象です。

顧客予備軍と思われるユーザーに対して、最後に見た宿泊施設をダイナミック広告で配信したところ、なんとコンバージョン率 が20%もアップするという、効果を実感できる結果になりました。

(画像は写真ACより)


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